風のたより98号
今回8月6日夜中関西空港出発〜16日早朝帰国、10日間ネパールに滞在して、日本のフェア・トレード団体『ネパリ・バザーロ』の生産者団体の人々に出会うことが出来ました。■ パンフレットの奥の世界が見えました!
『ネパリ・バザーロ』は、1992年から母体となるNGOベルダレルネーヨ(ネパールの女性の自立と子どもの育成支援の会)のフェア・トレード部門として活動しています。風"sはその4年後1996年にオープンしました。
『ネパリ・バザーロ』のパンフレットは、始め手書きのものでした。段々に発展して今はVol.8でA4サイズ51ページに成長、ネパール一国に絞り丁寧にフェア・トレードの糸を紡いでいる団体です。今回の旅行でそのことを確かめることができました。手・間・暇かけての製品、手・間・暇かけての商品開発と継続。小さな団体を一つ一つ育てて行く、「ゆっくりでしかできない仕事」であるフェア・トレードの現実に触れることができました。
以前から見慣れたパンフレットが、今回の旅行の後で見てみると奥行きと広がり、整然としているとは言えない現場ではあるけれど、周りの緑ある風景、心のつながり、出会いの嬉しさ、こんなにも幸せな気持ちになるとは思っていなかった。嬉しいのです。この人、私と会った人、この工場は私が見た現場。一つ一つの商品についてお客様に語ることが出来る。そして仕事を待っている人につながって行く手応えを感じることが出来る予感が嬉しい。■ 訪問1日目 アイピローはここで作られていた...
はじめにネパールでもっとも古いNGO団体『マハグティ』の事務所を訪ね、スタッフの案内で「トゥルシ・メハール・アシュラム」に車で出かけた。若き日をマハトマ・ガンジーと共に過ごしたネパール人、トゥルシ・メハール氏が最低辺の女性とその子ども立ちの避難所として開いた所です。
『ネパリ・バザーロ』の人気アイテム! 「洋服を作ったあとなどの端切れで何か作れないか?」ということで生まれたタマとポチと名付けられたアイピローは、中に亜麻の実100%。だから沈静作用などの作用で目の上に置くと「らく〜」になるし、ちょっと置いているだけで愛らしい。すぐ仲良しになりそうな縫いぐるみです。プレゼントにも大人気。プレゼントする機会毎に買いに来て下さるお客様も老若男女問いません。■ 常に頭を回転させ...よりよい商品作りと商品開発
この人気商品が作られているところに行く! と聞いてわくわくしました。
赤煉瓦造りの中庭を囲み建てられた2階建ての建物の各部屋では、ミシンで縫ったり、織ったり、型染めをしていたりしていました。
窓から見える景色は、緑・緑・緑の部屋のなかでミシン3台、奥の裁断机での作業の他、首のところなどの手での縫いつけ作業もしていました。「顔の表情のところが難しい」と言っていました。
『ネパリ・バザーロ』の担当者は品物を手に、注意事項など伝達していました。■ 1927年に生まれた『マハグティ』はガンジーの思想のもと...
現地の生産者&フェア・トレード団体〜日本のフェア・トレード団体〜風"sなどの日本の小売店へと手渡された商品は、時にお客さまよりクレームを頂きます。それを日本のフェア・トレード団体通じて現地の生産者に伝え、よりよい商品を育ててゆきます。『ネパリ・バザーロ』代表土屋春代さんは、年に4〜5回現地を訪れては、しっかりコミュニケーションを取りながら商品開発という仕事もこなします。
創設者トゥルシ・メハール氏自身貧しい生活をしていた人で、少年時代から貧しい人たちへの優しい目と、社会の悪に反対する心を持っていた人だそうです。■ 食堂・寮・学校・医療施設など...
以下「マハグティ」の紹介は「VERDA Vol.6」より
1972年に、夫に捨てられ生活手段を無くした女性や寡婦など、最底辺の女性と子ども立ちの避難所として「トゥルシ・メハール・アシュラム」を開きました。そこでは技術を身につけ仕事を持つことが他者の支配から逃れ、自立する道であるというガンジーの思想のもと、機械や糸紡ぎの技術指導が行われており、その販路開拓と「アシュラム」の資金づくりを目指して、1984年、マーケティングのNGO「マハグティ」を誕生させました。
「マハグティ」は市場を見つけることができず厳しい生活を強いられていた遠隔地の生産者の調査も進め、地方の伝統技術を応用しダカ織り、アローなどの製品をいち早く開発、商品化した功績は多大なものがあります。「マハグティ」では、アシュラムや他の訓練所で技術を習得した女性たち30人が織り、染め、縫製などに分かれてきびきびと楽しそうに仕事をしています。
中庭を囲んで建てられた仕事場の赤レンガの2階建て建物の他に、食堂があり、医療の建物、寮、小さな子たちの学校など設備が整っています。とはいえ私自身から見たら、ベッドしかない自分の領域、「つらいな〜」という実感ですが、現実は住むところもままならぬ人にとってこの「アシュラム」は、衣食住が保証され、2年間の職業訓練を受け、仕事の販路先に「マハグティ」があるという心強さマハトマ・ガンジーさんの精神が受け継がれたこの「アシュラム」が存在することは素晴らしい。販路を担当している「マハグティ」から日本でもいくつかフェア・トレード団体が仕入れて販売しています。■ 「マハグティ」に向かうタクシーでは歌う運転手
なんと陽気に歌うのです。はじめはタクシーブギとか歌って、通訳して下さった『ネパリ・バザーロ』男性スタッフが聞いたところちょっと自分で作って歌っている所もありとか。
次なる曲はネパールでは大変ポピュラーな曲「レッソン・ピリリー」とかいう曲で絹のすれる音という意味だそうです。そのスタッフも知っていて以前訪れたところで子どもたちが歌ってくれたそうなので、彼も運転手と一緒に歌っていた。 私はいい曲だな〜、聞いたような〜〜とず〜〜っと気になっていたら、翌日ふと思い出した! そうだ! 中根麻衣さんの「愛はどこに」と同じ曲だと思い出した。
今年の3月に麻衣さんのとっても素敵なコンサートを聴き、そのことは風のたより87号でお伝えしましたね。このことはすっきり、そして嬉しくてしかたない出来事でした。
今回で同行したGAIAの会のメンバーさちこさん(実はネパールの人にネパールの名前を付けてもらいました。プルマヤさんと)も麻衣さんのコンサートは一緒だったので、思い出した後は互いに大喜び、彼女はネパールでCDも買いました!