風のたより92号
ローソクってどんな時に使いますか? 我が家は子どもたちが小さい頃、誕生日やクリスマスという機会にローソクを灯していました。思いおこせば、私が小さいころは、「あっ停電だ! ローソクは?」と手探りの生活があり、パっとついた灯りに家族全員がほっとしたものです。台風の時もそうでした。停電がつきものでした。でも私が家庭をもってからの30年近くは停電の記憶はほとんどありません。技術が向上したのでしょうか・・・■ ローソクを灯してつながろう!
断水もほとんど経験無し。つまり、スイッチ入れれば、明るさと電化製品の便利さが、またひねれば水道の水がいくらでも流れてきます。「あって当たり前」が完璧に揃う日常生活から失われたものは?
電気に限らず、水に限らず、生活をしていくうえに無くなると不自由なものは、生活するためのすべてのものです。不自由にならないため、便利さをとことん求めて失いつつあるもの、すでに失ったもの、それらを知っている人も、全く気づかず生活する人もいろいろです。■ 「ピースローソク」という本
さて、夕餉のひとときローソクの灯りのもと食事してみませんか? また食後のひとときをローソクの灯りで過ごしてみませんか?
「スロー・イズ・ビューティフル」の著者 辻信一さん(風のたより93号参照)が語りかけます。6月22日夏至の日、「100万人のキャンドルナイトを!」と…。ま〜自主停電ということです。
環境と平和はスローな暮らしから、スローな暮らしはローソクから、すべては今、ここ、あなたと私と、この闇を照らす1本のローソクからはじまる・・・と辻さんの仲間たちとのスローな対話集が出版されました。(ゆっくり堂800円=風"sにあり)■ フェア・トレードの花のローソク紹介
5月19日東京で辻さんの話を聞く機会があったのですが「もう一度いろいろなことを考えなおそうよ...」ということで呼びかけられた、この「100万人のキャンドルナイトを!」を私はさっそく実行してローソクの灯りで夕食をとっています。まず新聞が読めなくなりました。周りは本当に暗い。久しぶりの暗さは、キャンプに出かけたことを思い出します。子どもたちの学童保育の夏のキャンプでは「きもだめし」の役者にもなりました。私が子どもの頃は、お風呂で停電になったことも思いだします。バングラデシュに行った時は、地域ごと突然停電になります。こちらは節電のためです。この暗さを日常的に知れば、24時間営業のコンビニの明るさの異常さ、道に立ち並ぶ冷蔵庫(自販機)の異常さに気がつくかもしれません。実体験は大切です。
フェア・トレードのローソクを紹介します。■ 5月18日・19日上京、アンニャさんと辻さん(風のたより93号)に会う
インドの「サイレンス」という団体は、8割が耳や口が不自由な女性達の支援プロジェクトで、水に浮かべるローソクや、バラの花びらのキャンドルなど生産しています。★ フラワーキャンドルは、水を張った器に入れて置くとちょっとおしゃれなリゾートレストランのよう…、蜜ろうに無害な染料で着色(レッド・ホワイトの2色で2個セット400円)
★ ローズキャンドルは、ぱっと花開いたちょっと使うのにはもったいないかな〜とも思うのですが、大切な日に使って頂けたら嬉しいです。消すとナチュラルなローズの香りがします。(オレンジ・イエロー・レッドの3種各450円)
★ 他にも木の形したテラコッタに緑のローソクが入ったツリー型キャンドルも障害を持った人々の仕事につながっています。
19日にフェア・トレードショップの集まりがあり前の日から出かけました。■ アンニャ・ライトさんのプロフィール
ちょうど大谷ゆみこさんのライブクッキンッグがあったので1年ぶりに会いにでかけました。アンニャ・ライトさんは、講習の会場となっている「風の舞う広場」を宿にしていて大谷さんから紹介されました。20日にその会場で大谷さん・アンニャ・ライトさん・辻信一さんのライブ&トークがあったのですが店があるので参加は断念していましたが、アンニャさんとも辻さんとも会うことできました。
シンガーソングライター、そして草の根の環境運動家でもあるアンニャは、1986年のチェルノブイリ事故をきっかけに環境問題に身を投じ、マレーシアの先住民族との出会い、ハードな反対アクション、想いを歌に託すことへの手応え、日本での森林伐採反対キャンペーン・・・と人生をドラマティックに駆け抜けてきました。そんなアンニャが1998年、エクアドルに移住した後、ナマケモノ倶楽部設立、結婚・出産という経験を通じてだんだん見えてきたこと。それは、環境問題を解決する糸口は、難しい理論や激しい怒り、自己を省みない多忙な生活ではなく、“愛情”と“平和”に満ちた「歌」にあるということでした。
エクアドルでのシンプルな生活が彼女をスローダウンさせ、“本当の豊かさ”とは、暮らしの“質の豊かさ”にあると気づかせたのだと、アンニャは自身を振り返ります。(http://www.sloth.gr.jp/より)