風"s・風のたよりオンライン版


2003/3/6 No.86

風のたより86号

金沢にてフェア・トレードショップ研修会開催

■ インドの児童就労ワークショップ
 昨年5月に来日したインドのタラプロジェクトのムーン・シャルマさん。名古屋でも5月11日講演会を企画しました。前日が金沢での講演会。金沢で「ふぇあとれーどくらぶ」の葛葉さんたちが、事前にホームページなどで勉強しワークショップ(参加型体験学習)を自分たちでつくり、ムーンさんも登場して盛り上がったそうな...。そんな話しを聞いていて、また学校関係からそのワークショップの要望があると聞いて、是非その体験学習をしたいとお願いしたのが実って実現しました。
■ ...が、その日「松井やよりさんを偲ぶ会が」東京で...
 日程が重なって迷いましたが、今回のワークショップにはGAIAの会のメンバー二人が参加。彼女らに学習をしっかりしてもらうこととして、私は松井さんを偲ぶ会に参加しました。早稲田大学国際会議場で行われました。300人が日本中から集まりました。アジアからの参加もありました。(松井やよりさんは、元朝日新聞記者、アジアの女性問題に取り組み、また、アジ ア女性資料センターを立ち上げアジアと女性の問題に取り組んできた。「戦争と女性への暴力」日本ネットワークを立ち上げ2000年12月、女性国際戦犯法廷開催しました。)
■ 「松井やより全力疾走〜ガンと闘った二ヶ月半の記録〜」
 「アルバムでたどるその時代と生涯」では若き松井さんに会えて嬉しかった。紹介文によれば松井やよりさんは愛情に包まれた一家の6人きょうだいの長女だった。小学生のころ体験した戦時下での迫害。高校時代には重い結核を患って療養生活は4年に及んだ。大学時代の女性差別に嫌気がさして留学するが、そこでアジア人である自分に目覚めた...
 松井さんの10月14日のガン宣告メールのことは風のたよりにも書きましたが、全力疾走という表現がピッタリでした。12月27日にその炎は消えました。でもこの偲ぶ会があるまで、その闘病生活を記録していたことは、知りませんでした。偲ぶ会の案内にビデオ上映が書かれてあったので、どうしても会いたいと思い上京しました。
■ 死ぬということは肉体が失せること、魂はそれぞれの胸に...
 10月28日の励ます会の時の松井さんの笑顔の写真、告別式の時の笑顔の写真、いい写真です。いい笑顔です。一緒に仕事をしていたらこわかったと思うけれど、私との出会いは私が聴講生という気楽な立場。彼女の溢れる思いをいっぱい聞くだけ。そして昨年8月に偶然持ち得た時間。車に同席した1時間近くの運転時間が3日間もあった。その時は幸せ絶頂! という感じだったけれど、追悼集を読んでいるとその時間が、この一市民の私が持ち得たことはすごい事だと思った。だからこそ、彼女の提唱する「女たちの戦争と平和資料館」建設に何とか力になりたいと思うのです。
■ 夕方、金沢へむかう
 私の好きな、季 政美(イ ジョンミ)さんの歌が始まるまえに、その会場を出なければならなかった。東京から新幹線で越後湯沢まで行き、そこから金沢にむかった。東北新幹線はとても混み、通路いっぱいに人が立ち、私も10月25日に松井さんが若き記者たちに語った、その日の記録集などを立ち読みして1時間20分ほどを過ごした。金沢駅から会場のお寺についたのは10時過ぎでした。
■ 新潟・東京・静岡・名古屋・京都・大阪から...と13名の参加
 フェア・トレードショップのメーリング・リストから動き出した今回の企画、全国から、ベテランも新人も混じっての交流会となりました。3月2日は児童労働ワーク体験+検討会(一般の参加者もあり)、金沢にある葛葉さんの店「コミュニティトレードal」チェックタイム(5段階評価のチェックリスト)
 alのチェック・・・チェックリストをもとに採点。それをたたき台に、店舗運営の細かな点を話し合いました。
 私は夜の懇親会から参加して、2時半頃まで葛葉さんの愛娘「あかりちゃん」も起きていました! あかりちゃんにとって、勿論生まれて初めての経験。宴会の途中では、NHKのフェアトレード特集などもVTRで見ました。
■ 翌日3日は雨、話し会いたいテーマの中から2点に絞り...
 9時から12時まで2つのグループにわけ、   その1=情報の整理・・・膨大な情報を、いかに効果的に使うか(POPの工夫、整理など)
  その2=イベントの作り上げ方・・・店舗スタッフだけでなく周囲をいかに巻き込むか
 を話しあい、報告しあいました。
 即、役にたつ方法もあり、何を捨てて、何を入れるかの選択だと思いました。これからますます刺激されながら、よりよいショップづくりのこころを磨きたいと思いました。今回参加の中の新しく店をスタートした二人の新鮮な気持ちが、ぴかッと光っていましたね。続けるには、どんなアイデアがあるか、なすべきことがあるか、互いに努力して行きたいと思いました。
■ この研修会に参加してよかったこと、得たものなど
(葛葉さんからの早速頂いた報告から転送します)

★ファイリングなどの具体的なアイディアを得てこれからやっていけそうな気がする。すぐに使えるアイディアを得た。

★やる気、情熱をもらった。フェアトレードにかかわる上での自分の姿勢がクリアになった。店がよくなっていくと思う。フェアトレードは生き方の問題だと感じた。次回には自分もいい提案が出来るようになっていたい

★ワークショップの内容をさらによくしていこうという姿勢がうれしかった。イベントのヒントを得た。イベントのリスク(お金の勘定)という発想が新鮮だった。ワークショップの組み立てが学べてよかった。児童労働ワークは、この先それぞれにオリジナルを持てたらいい。フェアトレードはメッセージ性のある仕事・・・店舗も、演出された舞台・・・スタッフはそこで演じる気持ちで、コンセプトを伝えることで、結果(集客)につながる。

★小売店主催の集まりは初めてで、そのおもしろさがあった。顔を合わせても、こんなに話したことはなかったのでよかった。もちまわりで店のチェック会をしては?将来、(このつながりを)組織にして、事務局をおいてもいいのでは。

その他、散会するのがなごりおしい、皆が教えあい協力しあう姿勢がよかった、風"sさんの「GAIAの会」からオブザーバー的な立場で参加された方からは、ショップをやる仲間になりたいなどの発言がありました。

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 わたしは、まだ店を始めてまもないというSabaayの宮崎さんが一生懸命吸収しようとなさっていた姿がとっても印象的でした。私が五里霧中で店をはじめたときに、こんなネットワークがあったらどうだったかなとちょっと考えました。それを思うと、このご縁は大事に育てていきたいですね。またぜひやりましょう!(以上葛葉さんからの報告でした。)

■ GAIAの会から参加した二人の感想メールは

(さちこさんから)
 3月2日〜3日に金沢へ、児童就労についてのワークショップにゆき子さんと、アイシャと行って来ました。
 お寺の本堂が会場で、なんだか厳かな木のぬくもりの建物の中で、途上国の子ども達の人生を模擬体験のような人生ゲームのワークショップを体験させてもらいました。あがいても、抜けられない苦しい生活の中で、何とかして生活していかなければならない現状に将来の事など考える余裕は無いという事を実感しました。そして、金沢の皆さんが作って下さった美味しいおにぎりやカレーや、うどんにオリーブオイルとユズポンしょうゆをかけた料理や温かいお鍋等、心も体もホカホカになりました。やっぱり、フェアトレードに関わっている方というのは、金沢でも優しくて温かい人ばかりだな〜って感謝と共に感動してしまいました。
 それから、フェアトレードショップを経営されてみえる皆さんが「お店は舞台で、店員は役者。いかにお客様の心に とどくPRをするか」と話してみえるのを聞いていて、仕事と生き甲斐が一致している人って、大変だけど、輝いているな〜素敵だな〜と思いました。
 葛葉さんというフェアトレードの申し子みたいな、素敵な方に会えたのも本当にラッキーでした。

(アイシャ=みほさんから)
 金沢の旅、よかったです。
 私の何年か後のビジョンがみえてきたぞ!と感じました。児童就労のワークショップはまだこれから改善していきたいなと思うところいろいろありました。はやくみんなに披露してシェアーしたいです。

■ 春の風・雨・雪...のあとの桜
 以上3月2日・3日の行状記でしたが、前日の3月1日は雨の卒業式、2日は晴れたけれど風強く、3日金沢で雨、4日は雪の京都、合否前の下宿探し、春は天気も荒れ模様。
 こうして桜を、青空を背景に望む春がくるのですね〜〜〜。我が家の三男坊の受験生はいらいらしながらも、自立の為にやっと料理し始めました。肉じゃがとみそ汁、今日GAIAの会の総会準備会から帰ったら出来ていました。美味しかった。

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