名古屋山田高校で講演会に講師として
.....土井ゆきこ
1学年企画 進路講演会に招かれ、体育館で11月2日第6時限の時間にお話させてもらいました。引き受ける時はいつも「喜んで...」となるのですが、近づくと段段気が重くなり緊張していきます。で原稿を用意して出かけるようにしています。以下はその内容ですが、勿論その通りにはいきません。
廊下で後を歩いてきた男子生徒が「いいエンゼツでしたよ」と声をかけてくれました。ピアスをしていた子もいました。一方的に聞く話、体育館で聞く50分聞くのは苦痛であったと思うのに、声をかけられてうれしかった。「遊びにきてね」と返事しました。
■伝えたい事
1.誰にでも生かされる場があること
2.求めると、向こうから寄って来る
(イメージトレーニングもその一つ)
3.地球一つの生命体としてとらえた生き方を...
きっかけにフェア・トレードもあり
4.食は命のもとであり、食べるものを大切に考えて欲しい。
食物には命があり、それを頂いて成り立つ体、こころを保つにも食にいかされた体があってこそで、色をつけたり、腐らなくしたり、販売ルートにのせるための添加物は食にはいりません。
だれが作ったものかわかるような(実際に顔は知らなくても)、また作ったひとの顔を思い浮かべるような食べ方をしたいと思います。(フェア・トレードの顔の見える関係と同じ)
■話のきっかけとして
高校生活1年目も半分過ぎていかがですか? 楽しんでいますか?
三人男の子がいますが、みなさんにこうして話をするということはありません。不思議なものですね。身近にいる子に話さずしてこううして皆さんに話ができるなんて...。
きっと、みなさんの近くの大人たちも向かい会って話したい!と思っていてもなかなかきっかけがないと思います。だから、今日は近所のおばさん、しんせきのおばさんと言う感じでお話させて頂きたいと思います。
■自己紹介
名古屋市東区のウィルあいち(市役所の東)でフェア・トレードのお店をやっています。輸入雑貨のようなお店ですが食品・民芸品・紙製品・衣類・堆肥促進剤などなんだか何屋さんかわからないお店ですが私はテーマショップ「共に生きる」「共に生かされる」というテーマを持ったお店と思っています。
■私の高校生活
私にも高校生活がありました。そんなこと言うに及ばずですが、我が子にとってみれば母親の三つ編みのセーラー服姿なんて気持ち悪いかもしれませんね。
私の高校生活はごくごく普通、成績がいいわけでもなし、スポーツが得意でもなし(バレー部で回転レシーブやっていましたよ)、音楽が得意でもなし.......の生徒で卒業後就職しました。
普通課程の高校で就職する人は少なかったのですが、進学するつもりは家庭の事情もありましたが初めから考えていませんせした。なぜその高校へ決めたかという1つの理由は好きだった人と同じ方向だったのでもしや地下鉄で会えないかな? な〜んてなこともありましたが、一度も会えませんでした。でも先日37年ぶりに中学3年のクラス会がありましてその人にも会いました。感想は笑い声がいっしょだな〜と思いました。懐かしかった。
■就職・結婚・共働き
就職は単純に、勤務時間が短いということで決め、4年くらい勤めました。1ヶ月くらいはセーラー服で会社へ行きました。なんか不思議な光景ですね。その4年間が青春だったのだと思います。フォークソングやJAZZが好き、旅行もして、何か自分でできることを!と模索もしながら、悩みながら......、いくつかの出会いがあり結婚、退職、出産、パートタイムで働きはじめ、フルタイムに替え、その間やっぱり自分の居場所というか、生涯現役でできることをと求めながら「女性起業セミナー」を時々受けていました。
■自分に出きる何か!
さて、その「女性起業セミナー」を受けていてもさっぱりメドはたちません。というのはやはり私には秀でたもの、得意とするものがないから....。
英会話ができるでもなし、昔風にいえば、お茶・お花・洋裁・和裁(実は一通り習いました)ができるわけでもなし、あてもなく魅力をそのセミナーに感じたのは、そこに集まる人々が魅力的だったから。なぜなら、みんな自分の生き方を求めてくる人々だったから。
そうして受けているうちに『フェア・トレード』という言葉に出会いました。
■なぜ惹かれたか?
十数年前の出前コンサートで、えびやバナナの話がありました。東南アジアの人々の生活や体を犯して私達の食卓が成り立っているという、子育て真っ最中の私に、世界に目を向けたはじめての話を聞きました。「知らなかった」「知らなかった」という思いで、何もできずただえびやバナナを買わなくなっただけでした。この思いがサポートする手建てがこの私にもある、つまり選んで買うことにより犯すことなく、サポートできるという「フェア・トレード」に感銘を受けたのだと思います。選択ができることに。
パズルが一つ一つはめられるように...
お店を開くまでの経過をたどっていくと決してフェア・トレードのお店をやりたい!という形ではなく、自分が生きてきたなかにいくつかの引き出しがあって何かひっかかっていたことへの解決方法としてたぐり寄せていく..という感じで、どんな些細ななんでもないことでも無駄なことはなく、つながっていくと言う思いがしました。
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■話す機会が女性対象から、高校生へと対象が変わると話し方も違ってきます。まだ慣れない私ですが基本的に楽な気持ちで話せば、聞く側も楽に聞けるのではと思うようになりました。だからできるだけリラックスして、友達に話すように話かけて行きたいと思っています。伝えたいことがいっぱいあって、あせってしまいますが、的をしぼって欲張らないようにとも思っています。若い人に話すチャンスがあるのは嬉しい私です。
きっかけをくださった先生方、ありがとうございました。今年は、春に桜台高校・夏に中央高校・秋に山田高校とよんで頂きました。生徒さんが店を尋ねてくれることを楽しみにしています。
■父兄の方からも
メールが届いたり、お店で「学校で子どもがあなたの話を聞いたんですよ」と言って下さる方もいました。また、手紙が届き、わざわざ尋ねてくださった方もいます。この方は今年で2回めの名古屋第一高等学校でフェア・トレード品のバザーを出した生徒さんのお母さんです。
■ 大学のバザーにもフェア・トレード
今年は名古屋商科大学と日本福祉大学の学生さんが楽しんでやってくれたようです。店を訪ねてくれた時のアドバイス(「商品は自分がいいと思っていないと売れないよ」とか「商品の背景を語ること」とか)などを思い出してがんばったとの報告もありました。私自身は何を話したか覚えていませんが、商品選び、伝票書き、チェック、値段つけ、チラシ作成、広報、ディスプレイ、販売、残チェック、精算と一つの流れを経験するバザーは楽しくも、仕事の大変さも理解するきっかけになると思います。こうして高校から大学、また中学の生徒さんが、郊外学習で店を訪ねてくれたり、学校教育のなかでも視線が熱いフェア・トレードを私も一緒にもっと勉強したいと思っています。
★フェア・トレードとは....
フェア・トレードとは、発展途上国の有機栽培食品や手工芸品等を、公正な価格で取引し、仕事創りから技術支援もする、世界のNGO(非政府組織)を中心に繰り広げられている草の根交流です。より多くの人が、フェア・トレードによる商品を選んで買うことが、発展途上国と共に生きる方向が見えてきます。
『GAIAの会』は、1996年5月発足。女と男、老人と若人、障害をもった人と今そうでない人、南と北の国の人、自然と人...「共に生きる」をテーマに互いに学び合いつながって行こうとする誰でも気軽に参加できる会です。