風のたより158号
中村隆市さんの物語は?
フェアトレードに関わる人にもいろんな人がいて、いろんな物語があります。3月20日に名古屋へきて頂き話を伺う事になりました。
中村さんに私が出会ったのは2005年の4月、地球博でゲストとして招かれた中村さんが、ある学生さんと一緒に店を尋ねてくれました。彼女は、高校の時、私がフェアトレードの話をしに言った学校の生徒さんで、話を聞いてくれてそのあと店に時々来てくれていた。 地球博にボランティアに関わっていて、中村さんが来名した折にを案内してきてくれました。以前からお会いしたいと思っていました。■ どんな感じの人?
中村さんに会った私の印象は、ゆっくりした物静かな話し方の人だな〜と思いました。その後彼から送ってきて下さった南米の先住民に伝わるハチドリの話「私にできること」は、いまもって人気です。風“sで販売し続けています。学校等講演に行く時には必ず持参して、その話をします。■ どうして今回名古屋へ?
その後の2007年、森林農法でコーヒーを作っているナワット族の人々を尋ねるメキシコツアーにも参加し、その時に私はある人に言いました。「中村さんってゆっくりした話し方だね」って。すると「あれでも早くなった方だよ」との答えでした。
昨年2009年6月に九州のウィンドファームを尋ねた時のこと。お昼ごろコーヒーの焙煎しているところを尋ねました。中村さんは用があるような感じでした。聞いたところによるとお母さんと一緒にお昼を取るということでした。出張の多い中村さんにとっては貴重な時間なのだと思います。中村さんの人柄がしのばれます。
昨年6月に尋ねた時に、「名古屋をフェアトレード・タウンにしようと動き始めた」ことを伝え、アドバイスを求めたら「応援に行ってあげるよ」という事になり、2010年3月20日に実現する運びになりました。■ 有機コーヒー都市宣言がヒントに!
彼の生き方に触れ、彼のセンサーから流れてくる情報は、若者に限らず、幸せを感じることができる何かがあると思うので、是非みなさんに会って欲しかったのです。
ブラジルのマッシャード市で有機コーヒー都市宣言(2004年)についての話はヒントになるのではないかと思います。
関係者の間では機運は高まっていたがけれど、中村さん自身できたらいいなと思いつつも、コーヒー栽培をしている人で農薬を使っている人もいるから無理だろうと思っていた。
事のきっかけは、ジャカランダコーヒーのカルロスさんと、ウィンド・ファーム中村さんが開催した有機コーヒー・フェアトレード国際会議を開催したり、有機農業セミナーを開催したことからです。
サンパウロ市・マッシャード市と世界的に有名なエコシティ、バラダ州のある都市の3カ所で開催されたその会議の公的機関のブラジル銀行がスポンサーになって、会議にも支店長クラスが30人ほど参加、カルロスさんや中村さんに積極的に語りかけたということです。
会議でも、ブラジル銀行は有機コーヒー栽培の人に積極融資を申し出、実際に会議中にも始めた。この動きが市議会を動かし、無理だと思われた有機コーヒー都市が誕生した。
カルロスさんが亡くなった後の2004年に、世界で初めての「有機コーヒー首都宣言」を発表しました。(中村談&ウィンドファームホームページより)
お二人のやりとりで進むこの本は、中村さんの物語が刻まれています。■ 「スロービジネス」のおわりの章から
いろんなヒントがいっぱいあって、とりだして書く事は到底無理です。是非手にとって読んでみてください。風”sにあります。また3月20日ナマの中村隆市さんと会ってください。
歳をとるごとに、親しい人を亡くす事が多くなっています。その度に私が思うことは、その人が幸せな人生を過ごせただろうか? ということです。■ 2007年発行の「豪快な号外」
広大な宇宙のなかの奇跡の星に、人は生まれ、そして、誰もが死んでいきます。はかない存在であるからこそ、人は幸せを求めて生きるのだと思います。そして人は、何かの役に立つことを求めています。誰かの役にたっていることに歓びを感じます。
だから、私は、スロービジネスが成り立つことを信じています。そしてそれが、スローライフとスローな社会を広げていく鍵になると思います。
彼がいいだしっぺで”てんつくまん”と一緒に発行しました。■ 2010年3月20日「風に吹かれて フェアトレード」 中村隆市 講演
http://www.teamgogo.net/
環境問題を伝える新聞で日本中の各家庭に号外として配ろうと、全国のボランティアさん達が配りました。風”sでもたくさ〜〜ん配りました。
【時】 2010年3月20日(土)14時〜16時
【場所】 ウィルあいち(名古屋市東区上竪杉町)会議室7
【会費】 1500円
中村さんは、日本で早くからフェアトレードを初めた一人です。
辻 信一(注1)さんが中村さんを見て発想した「スロービジネス」という言葉がある。
心やさしきビジネスマン中村隆市さんを九州からおよびして、若者たちにも命を大切にする仕事があるということを伝えたい。
スローとビジネスという対極的にあるものを実践している中村さんとはどんな人?
変なビジネスマンに会ってみませんか?
スロー・ビジネス・スクールの話も聞いてみたいです。
「名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会」の応援に来てくれます。
(注1)文化人類学者、環境活動家。明治学院大学国際学部教授。数々のNGOやNPOに参加しながら「スロー」というコンセプトを軸に環境=文化運動を推進している。
名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会
http://www.nagoya-fairtrade.net/