風のたより153号
昨晩、夜中にふと目がさめた時、閃光したとおもったら、雷が轟いた。本の続きが読みたくって明るくなりはじめたころまで読んだマザーハウスの経営者の本。なんとなく聞いてはいた。バングラデシュ・バッグ・ブランド、フェアトレードとは言わない‥。■ 「裸でも生きる」 山口絵理子 講談社
ブランドと縁のない私。まったく興味を持たない私はその言葉でさして興味はもたなかったけれど、バングラデシュで作り、それが有名店でも販売というのはすごいな〜と思っていた。
ありがたいことに、本を読んだ人が貸してくださった。その日読みはじめたら引き込まれた。でも翌日イベントがあり手にとる余裕がなかった。続きを読みたいと思いつつ疲れて早めに寝たものの、ふと目が覚め、明日は休みだし〜と読み始めたら朝になっていた。
すごいがんばりやさんで、とても私にはできないことを、一途にチャレンジしていくその姿、それが「アジア 最貧国」を検索して出てきたバングラデシュにむかい、実際に思いを遂げていく姿は、頼もしい!!
若者たち、がんばって〜〜〜!! という気持ちになった。嬉しい。フェアトレードに共感すれど、あまり動かない人もいる。フェアトレードに疑問を持ち、それゆえに真のフェアトレードを推進していく人もいる。
もともと、フェアトレードは慈善事業ではない、ビジネスである。けれど、語り口として「助けてあげる」というような言い方になるときもある。
『25歳女性起業家の号泣戦記』■ マザーハウスの一号店へ行ってきました。
貧困をなくすのは、国際機関エリートが考える「援助」ではなく、働く人が誇りを持てる仕事----------。しかしエリコが単身飛び込んだバングラデシュでは、腐敗と裏切りが待っていた。「途上開発のブランド」創造の軌跡をつづった本。
バングラデシュで見てきた現実の中で自分の人生に最も影響を与えたものは、明日に向かって必死に生きる人たちの姿だった。ただただ生きるために、生きていた。そんな姿を毎日見ていたら、バングラデシュの人が自分に問いかけているような気がした。
「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?」って。他人にどう見られ評価されようが、たとえ裸になっても自分が信じた道を歩く。それが、バングラデシュのみんなが教えてくれたことに対する私なりの答えだった。』帯の説明より
7月30日ピープル・ツリー主催の講演会「バングラデシュの衣料品産業労働者とフェアトレード」があり上京しました。(後日報告します)■ 本にはなっていないものもあるけれど・・・
19時からだったので、是非実際のものを見てみたいと思い台東区の入谷の直営店を訪ねました。
素敵なバッグでした。私には高い買い物でしたが、好きなオレンジ色のショルダーバッグを買いました。買って嬉しい買い物ってこれなんだとあらためて実感。
いつもは提供している側でしたが、買う喜びを知るいい機会でした。本で読んでここまでくることがいかに大変か分かったから、買うと同時にそれらへの感謝もこめた、企画した人、作った人、売る人、みんなの思いが凝縮されて買う喜びを得る。品物とともに。
フェアトレードの品は、それぞれ物語があります。開発する人も、作る人にも。
それを伝えていかなければ、買う人の喜びを生み出すことはできないと思いました。
私自身、実際に現地へ行くことには限度もあり、得ることのできる情報も限度があります。でもそれをも十分出していないかもしれない。
あらためてフェアトレードは、ボランティアやチャリティーではなく、仕事として生産者と対等につながりながら共に生きている貿易であることを伝えていきたい。生産者が誇りを持てる仕事作りのもと出来上がった品々をその物語を語って伝えていきたい。エリコさんと同じ道だと思っています。