風のたより132号 ピースボートより その3 紅海にて(乗船23日目)
左にアフリカ大陸、右にアラビア半島をみる紅海、船は北斗七星にむかって進んでいます。一昨日は南十字星も見ることができました。
6月2日オマーンのサラーラから乗船した水先案内人のワシム・カズモ(男性)さんはPLO(パレスチナ解放戦線)の情報局コミュニケーションアドバイザー。■ フォーマルディナーとダンスパーティ
現在エルサレムに在住、今イスラエルが建設中の分離壁によって、勤め先へ行けなくなるかもしれないという。前長700Km、高いところでは8mもあるというコンクリートの壁を、今作っている! 昨日まで見えた景色にコンクリートの壁が立ちはだかる、そんなことこの現在で考えられますか?!
2003年の国連決議で「壁」建設の中止と撤去が出されたあとも、アメリカの保護のもと、イスラエルはパレスチナの地域に食い込み、そこへ壁が建設され続けている。
6月3日から彼の講座が始まった。ヨルダンのパレスチナ難民キャンプを訪ねる企画もあるなか、勉強中の船内です。
6月4日は、フォーマルディナー・ダンスパーティと船内のイベントがありました。ベトナムで購入した民族衣装アオザイを着込んだ若い女性達が華やか。また中年組はダンスパーティーを楽しんでいました。■ 6月5日は国連環境の日
いろいろな楽しみ方があるものだと思います。
国連環境計画(UNEP)が定めた「環境の日」だそうです。地球規模で考えなければ、あとがない私たちです。■ 動くということ
オシムさんはヨルダンで下船されますが、ヨーロッパからの区間では環境にフォーカスしたシリーズの講演が企画されています。
水先案内人に田中 優さん登場のようです。先回ピースボートのクルーズは南極まわり。その時も乗船された田中 優さんの話にとても関心を持っています。
船の上で食事していても、講座聞いていても、体操していても船は動いている。波をたてて進む。動くということ体にとても心地よいということ、改めて思った。■ 小さな人生のお試し3ヶ月間
オマーンのサラーラを出発するまえ、停船中に食事を取った時、船の動かない海は味気なかった。
人がダンスしたり、歌ったり、飛んだり、躍動的になるのは心地よいこと。こころも同じだと思う。
喜怒哀楽があり、緊張があり、くつろぎあり、そして時に感動に心ふるわせる。体をしなやかにして、その振動が体のすみずみまで伝わる毎日は命が喜ぶ生き方なんでしょう。
そして行動するということ。何かを知ることにより、何ができるかを考え、できることから行動する。
意思をもって行動していったら、不可能なことも変わる日がやってくるはず。無関心で生きることは命は喜ばないと思う。地球上の命が喜ぶ振動がすみずみまで行き渡ることを願います。
船酔いは乗船2日目くらいにありました。その後インド洋でもさほどゆれず快適な船旅です。ラッキーです。
でも北欧からアイスランド・グリーンランドにむけてはどうでしょう? 3ヶ月の船旅は人生のなかの小さな人生縮図。どんな人生にしたいのかお試し月間でもあります。