風"s・風のたよりオンライン版


2007/11/15 No.122

風のたより122号

“希望の種、森を育て守るアグロフォレストリーのフェア・トレードコーヒー” 要約報告その3

■ トセパン滞在の2日目はトセパン30周年・ウィンドファーム20周年の式典
 コーヒー生産者さん達の中には歩いて2時間という道のりを来た人もいて、美味しいカプチノコーヒーを順番待ちして楽しんでいました。


(写真 みんなでカフェオレ)

 松明を燃やして、その暖かい空気を入れることであげる大きな気球も高く高く舞い上がって行きました。この準備に相当な時間が費やされたのだと思います。(写真 気球 空へ)ケツアールは、世界で一番美しい鳥、その鳥の名に由来する地名ケツアーランに住む人々の、空への憧れを感じました。
■ トセパン滞在の3日目はいよいよ「アグロフォレストリー」の森へ
 手の届く果物はそこでほおばる楽しい森の散策は、30年前は馬を飼っている牧草地との説明もうけました。それがいまでは立派な森になっている。熱帯雨林伐採後の単一食物栽培のプランテーションと対極的なコーヒー農園だ。研修施設のある建物近くの試験農場も、もとはサトウキビ畑。栽培そのものが森林を伐採して作られ、密を煮詰めるために更に木が切り倒されるという状況から、すこしずつアグロフォレストリーのなかでのコーヒー農園と移行していったそうです。
■ トセパン滞在の4日目、フィールドワークで洞窟探検
 先住民の信仰の場でもあった洞窟の見学をしましたが、そこで聞いた話はより、トセパンの活動理念を知るものでした。その洞窟は以前、ゴミ捨て場となっており、下の村へ流れる地下水を汚染していたので、その洞窟付近の土地を購入し、ゴミを運び出して、今ある神秘的な洞窟が存在していたのでした。
 またその前日も苗床作りの現場と蝶の保護飼育しているところを案内され、種の保存と受粉を促すために箱のなかでさなぎを蝶に孵らせ、ネットの森の中で蝶を放ち、卵を採取した後、森に返しているという活動も聞いたばかりで、針を持たない地バチの種保存飼育を含め、地球環境を見据えた、自然生態系を守るこの行動力に、「このような行動をする団体があるのだ!」と私はおおいに心を動かされました。
■ トセパン滞在5日目の最終日の意見交換
 互いに振り返りをしました。2年前日本に来たアルバロさんは言いました。
 「どのように世界がかわったらいいのか?クレージーな人がいなければならない。
 クレージー残党、一緒に夢をみよう! 将来像を描いて、組合が発展寄与できたらいい!
 戯言、独り言の繰り返し、これらを密につなげて行く。先を見る一点、たわいもなく言い合って、交流の場を持ち、関係を深めていけたらいいと思う。コーヒーを通じてより深く知ることができよう。」
 中村さんの話によれば、アルバロさんは牧師さんになろうとした人で、ナワット族出身ではない人。今回中心的に世話をしてくださった技術指導者のレオナルドさんも外部の人と聞きましたが、トセパン協同組合を起こしたドン・ルイスさんをはじめ、このような人々の夢見る行動が、私にひたひたと、また力強くエネルギーを注入しました。
 やっぱり夢を見続けよう! このような思いの人たちが現実に存在するのだから。
 緑いっぱいの、人が自然生態系の一員として暮らして生ける世界に戻れる世界を夢見て、私は私のできることを日々積み重ねて行きたいと改めて思いました。
  

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