世界のフェア・トレードデー参加企画
「ハンガー・バンケット(飢餓饗宴)」
ウィルあいち(名古屋市東区愛知県女性総合センター)
参加者24名 案内役(ファシリテーターはNIED国際理解
教育センターの山中令子さん)
■ 世界のフェア・トレードショップで!
世界2500あるショップの1つ、名古屋の風“s(ふ〜ず)もフェア・トレードデーに参加しました。
参加型体験講座「ハンガーバンケット」を開催。世界の食料分配事情を体験してもらい、南北格差を知ってもらう企画です。男性4人を含めた24名参加。昼食を皆さんで食べました。運命のくじ引きで、3名は第一世界の人、6名は第二世界の人、15名は第三世界の人になりそれぞれに分かれ用意された昼食を食べました。
■ 第一世界の三人は?
テーブルの上には、いっぱいのご馳走。前菜・スープ・肉魚料理・フルーツポンチ・果物・パン・ライス.....動きは特別なく食べていましたよ。でもあとで聞いてみると心のなかで「持っていったほうがいいかな?」 とか考えたり、「取りに来る人が如々に増えてきたらルールを作ったほうがいいかな?」と考えたり....。
■ 第二世界の六人は?
テーブルはないけれど、椅子はあり器に入ったご飯とスープ。お代わり自由。おや? 男性が第一世界のテーブルに行き、立ってテーブルの食事に手をつけました。椅子は用意されていません。かれはずーっとたったままで食事しています。第二世界の人は??と思いながらも無視したように食べています。お代わりもしながら。時折席をたって第一世界にもらいに出かける人もいました。
第三世界の人のことは目に入っていない様子...。
■ 第三世界の15名は?
一皿に盛られたご飯とボールに入った水を中心に車座に座って、しばしの時間が...。そして手が出はじめ、やがてご飯はきれいになくなりました。第一世界にとりに行こうと呼びかける人もいましたが、動きにはならず、取りに行った人の食料も遠慮があるのかすぐには手がでません。
■ 感想は...?
「第三世界の時はゆっくり味わって食べていたけれど、あとでみんなで食べてもいいよ〜の時間になったら、あれも食べて、これも食べてと味わうことなくあせって食べた。」
「第三世界になったけれど、仕方ないとあきらめた。でもどこかでいつか爆発しそう......」
「第三世界です。隣の人があまり食べないのでおなか空いていないのかな?と思ったけれど、空いていれば大人だし...。と思って声をかけなかった。」
「第三世界のなかでも貧しく、字も読めず書けないということで思いを伝えることは出来ませんでした。おなかは空いているのに、わずかな食料さえ手がだせない、またそれを言うこともできない。後の感想を述べる時に思わず泣けたほど....。でも素直にそれを表現できたことが嬉しかった。」
「第二世界でありながら、第一世界に行って食事をすることが許された身分でした。その自由があるから行くのを止めようとも思ったけれど、第一世界のテーブルに行き、いっぱい食べました。但し椅子はなく、また第二世界の人の手前戻ることもできない、どっちつかずの身を体験しました。」
■ 「桃太郎伝説」
「さて、上流から子どもが流されて来ました。あなたの村ではどうしますか?」の問いにグループに分かれて相談しました。..........
「さて、また上流から子どもが流されて来ました。あなたの村ではどうしますか?」
の問いにまた相談して....。と続く桃太郎伝説のから学ぶものは?
これは参加してのお楽しみ!
■ 国際理解教育のワークショップ
体験型・参加型ゆえに見えてくる、自分の考え、人の考え、そこから生まれるそれぞれの気づき。今日も参加したいろいろの年代のそれぞれの人が多くの気づきを持って帰られたと思います。あとの皆さんの顔つき、雰囲気がそれを語っていたように思います。
終わったあとも、初めて出会ったどうしで連絡先の交換をしたり、交流サロンでおしゃべりがはずんだり、たった2時間半の時間を共有したことでこんな変化が伴うなんて不思議! でもこの人と人の出会いの楽しさが、人として生きる楽しさの一つではないか、企画側の一人として、またやりたいな!と思います。
■ 11月中旬に「フェア・トレードのワークショップ、気づきから築きへ」開催予定!
『GAIAの会』は、1996年5月発足。女と男、老人と若人、障害をもった人と今そうでない人、南と北の国の人、自然と人...「共に生きる」をテーマに互いに学び合いつながって行こうとする誰でも気軽に参加できる会です。