1月15・16日と京都で行われた「WTO/NGO戦略会議 IN 京都」に出席した。この会議はWTOが推進する経済のグローバル化に異議を唱えるための戦略を練ろうという趣旨のものであった。名古屋からは名古屋NGOセンターに関わる人たちが中心に20名近くが参加した。全体では50数人、地元の京都はもちろん、東京、福岡などからも参加があり全国規模の会議だった。何だか難しそうな中身と思われるかもしれない・・・実際、私には「難しかった」というのが正直な感想ではあった。
では、なぜ参加したか。グローバル・ヴィレッジのサフィア・ミニーさんが、昨年フェア・トレードの視点からWTO反対の署名活動を展開されたからである。WTOは南北問題と大きな関係がある。だが、その時はその意味するところを十分理解できていたわけではなかった。そこで今回、そもそも「WTOとは何ぞや」、ここからもう一度スタートしたいと思ったのだ。
WTOとは[World Trade Organization]の略で、世界貿易機関と訳される(ご存知のかたは読み飛ばしてください)。1995年に発足し、現在134の国・地域が加盟する国際貿易の中枢機関で、世界経済のグローバル化を進めている。昨年11月、シアトルで第3回のWTO閣僚会議が開催されたが、新聞で「NGOシアトルで暴動」などと報道されたことをご記憶のかたもおみえだろう。
では、なぜWTOをそれほどまでに問題視する人たちがいるのだろうか・・・その答えは、WTOにより何が引き起こされているのか、それを見るのが早いだろう。
昨年発行された『WTOが世界を変える?』(市民フォーラム2001編/発行)の目次は、
序 章 貿易自由化とは何かとなっている。
読んでいただくと、WTOが推進する貿易の自由化という、一般には「いいこと」とイメージされている世界経済の「グローバル化」が引き起こしている問題の何かが、少しばかりは見えてくると思う。日本にも大きく関わっている。例えば農業でいえば、食糧自給率の低下、遺伝子組換え作物に代表される食の安全性の問題などにもWTOは関係する。南の国の人にはもっと影響が大きい。富める者はより富み、貧しい者はより貧しくなる。強い者がより強く、弱い者がより弱くなる。
かくいう私に、現在これ以上説明する知識はない。でも、もっとよく知るチャンスがあ る。この京都での会議で生まれた、WTOの勉強会があるのだ。フェア・トレードにも関 係が深い。ぜひ、参加していただけたらと思う。
■「WTO/NGO戦略会議 IN 京都」報告会
日 時:1月29日(土)5〜7時
場 所:NPOプラザなごや1階(名駅南)
内 容:「WTO/NGO戦略会議 IN 京都」参加者の会議報告
参加費:無料(コピー代のみ要負担)
7時から蟹鍋の会(要予約・予算1000円)
■「第2回 WTO勉強会」
日 時:2月25日(金)6〜8時半
場 所:NPOプラザなごや1階(名駅南)
ファシリテーター:池住義憲さん
いずれも申込先:名古屋NGOセンター 坂井さん
TEL&FAX052-588-3680